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 ツインカム・ターボ、なんだか昔からの自動車産業を見ると、笑いしか涌いてこない。

 いい大人がオモチャを欲しがるような感じに聞こえる。いつの時代もクルマはこざかしい。

 それでいて「高級」「本格」だと、小市民が身の程知らずなものを希求する。


 その結果がご自慢のビニール張りの座席というわけだ。


  人間として成熟していず、分不相応に大きなクルマに常に乗りたがり、ブーブーとわめき散らすようなユーザーたち。

 精神的におかしいものしか感じられないのは、なぜかこの頃の広告、輸入車との対比でひときわ目立つものがある。

 今もそれもあまり変わらないのかも知れない。あおり運転、高齢者ドライバー、危険運転。

 交差点を曲がるとき後ろを気にしながらほとんどのドライバーが渡る歩行者を見ていない。

 まるで自分に責任はない、後ろから誰かがせっついてくるのだ、と言わんばかりに。

 常に人のせいだ。



 自動車産業というのものが日本ではいつの間にか基幹産業と呼ばれるようになった。

 一度進み始めたら方向を変えることができないように、我が国はひたすら自動車を担いできた。


 結局、それは人間を精神的に拡張するようなものではなかった。


 未熟な人間のために残された、都合のよい支配のための道具、オモチャでしかないのなら、悲劇は喜劇のまま続くことだろう。

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 チェイサーという商品名は「追跡者」と考えられている。昭和の刑事ドラマなんかにもよく使われたのはその連想だろう。


  しかしこれは日本の自動車産業は欧米自動車産業を追っかける者だという意味だと聞いたことがある。

 どこまでも先達に追いつけない、文化的未熟さ、その幼稚さを自覚していたのだろうか。


 もっと言えば、美味い酒をストレートで飲んで、口を洗う水も「チェイサー」と言う。

 「追い水」なんて訳もあるが、結局は胸焼けを防ぐためだ。

 
 飲み慣れない酒を弱くする、格好つけのツイカムw。


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