違いがわかる男

 「違いがわかる」・・・ そして、「男」と書いて、「ヒト」とルビをふっています。
 やり方が最先端ですね。
 今はジェンダーとかでなにかと五月蝿いわけですし。

 このブランドは安心の現行品。
 いつまでも末永く、店の売り場を賑わしていただきたいものです。いやほんと。
 昔はアタシもよく買ってました。
 しかし最近というか、ここずうっと、確かに色んな類似商品と比較すればお高いわけですから、すっかりインドネシアとかエジプトとか親日国のものにシフトしてしまい、ずっと飲んでおりません。
 こういうブランドというのは、一度裏切るとなかなか戻ってはこれないものなのです。

 
 こんな昔の時代は、家庭でもドリップなんかやってました。
 やはり豆のコーヒーに勝るものはない。 


 うちの嫁と出会ったときに、ペーパーフィルターなんかを使って淹れてくれたりしましてね。
 こっちはせいぜい飲んでいるのはモーニングセットのブレンドか、インスタントのゴールドブレンドですからね、びっくりしましたよ。
 朝、わざわざコーヒー豆を買いに出かけて行ったんです。
 二人の朝を過ごしてね、切れちゃったとかなんとか言って、駅前の店にコーヒー豆を買いに行った。
 確か豆はマンデリンだった。
 衝撃でした(笑)。あれでイチコロだった。神田川みたいな思い出です。陽のポカポカと差し込む、素晴らしい朝だった。






 サイフォンなんか、それもわざわざアルコールランプで入れたりとかね、そういうものもハヤりました。
 遣いなんかで訪れると偉いお方が迎えてくれて、わざわざこのサイフォンを引っ張り出してきて淹れてくれた。
 まるで昭和の映画のようでしたよ。嬉しそうにまた、御仁がそれをポコポコやるんだ。
 こっちはチョコかウィスキーボンボンのほうがよっぽどなのに、葉巻までくれて。
 二人で差し向かいでね、たいした話もないもんだから黙ってそのコーヒーをいただいた。
 こっちは吸った残りの葉巻をナプキンにそっと包みましてね、それをポケットに入れて持ち帰った。ポケットどころか上着が臭くなって往生しました。


 サイフォンがハヤった時代でも、このゴールドブレンドはなかなか売れていたでしょう。
 きっとそれはこのシリーズCMのおかげでしょうかね。「違いの分かる男の」って、他にも歌舞伎役者とか作家とか、色々な方が出てました。


 最近、珍しくドリップで豆のコーヒーを飲みましてね。抽選かなんかでタダでくれたもんだから、ペーパーと豆がセットになっているのを飲んでみました。
 久しぶりに飲むとなかなか優しい味ですな。そこいくとゴールドブレンドはコーヒーの濃い記憶しかない。圧縮したような、まあ悪くはないんだろうけど、一種のクスリみたいなね。
 やっぱりインスタントってもんはそんなもんでしょうか。
 そういう「違い」が分かっちゃうのも彼らには困るでしょうね。 


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