クロード・ルルーシュ


 フランス人はよく見るとニセモノ、マガイモノの人物というのがやたらと多い。近年のブレグジットを巡る騒動ですっかりフレンチの威光は消えた。 昔に比べてフランスが落ちたというわけじゃない。もともとだろう。
 「おフランス野郎」とか言って嘲笑されたのは間違いではなかったかもしれない。
 ヒットラーのパリ凱旋を熱狂のうちに歓迎しながら、これに沈黙し、あたかもノルマンディで戦勝し必死に戦ったかのように振舞った欺瞞の国だ。


 昔、フレンチどもに向かって「この国は農業国でしょ」と言ったらひどく突っかかってこられたことがある。パーティーかなんかだったが、その有無を言わさぬ議論さえ許さぬ程のいい張りに子供っぽさしか感じなかったものだ。
 フランスの農業経済は大きくないというのか? (笑)
 お前らは百姓だ、お前らのその見識がその証拠だと言っても、極東の人間の戯言と彼らはかたくなで、わかろうとはしなかった。
 ニセモノの権威と尊大さ、フレンチの正体はとうに知れている。
 これからドイツにぶら下がって、ユーロという虚構をどう維持するのか。
 鼻に付くご大層な宣伝文句以外に本質はない。
 要は自分だけが正しいという理屈。 これは中華、すなわち「世界の中心の華」という思想、中国の独裁に通じるものと同じ神経なのだ。


 クロード・ルルーシュは実はよく知らない監督だ。名前は聞いたことがある。そういうレベル。
 フレンチ映画ときたら「死刑台のエレベーター」がまっさきに思いつくぐらい。


 昔ある時、フレンチのバスに乗って生粋のフレンチばかりと一緒になったことがある。
 パリからアビニヨン行きのバスだったかと思う。
 それでいわゆるトイレ休憩の時に、途中のショッピングセンターか何か、SAで止まり、みんなが下車し、ディナー食うとか三々五々それぞれの用を足した。
 もう深夜近かったかも知れない。
 その古びたSAだか立ち寄ったショッピングセンターみたいなとこで俺は自分のメシを食って、タバコを屋上で吸い、エレベーターに乗って地上階へ降りようとした。エレベーターは結構な混雑だった。
 エレベーターで12、13人と一緒になったろうか。 全員がフレンチだった。

 突然、そのエレベーターが止まった。 電気も一瞬消える。
 少しするとエレベーターの電気は付いたが、エレベーターはうんともすんとも言わなくなった。
 キシキシと吊り下げられているワイヤーの音がするだけだ。 全員がどうなっていることかと押し黙り不審がった。
 俺はどうせよくある停電とその停止事故なんだろうと落ち着いていた。いずれ復旧するさ、と。
 東洋人はそのエレベーター内に俺一人。

 俺はふと思いついて言った。「あれ、なんかこういうシチュって映画であったような・・・」
 そこの全員に言うともなしに、思い出そうとひとりごちた。
 よく思い出せない。  え?  と、そこの全員がこっちを向いた。
 「なんかエレベーターがとまってしまい、色々とヤバいことになってくってゆう・・・」
 「そういう映画・・・。動かないエレベーターでまんじりとも動けないで・・・」

 するととうとう、そこにいた連中がほとんど一斉に「エスカリオーレ・オ・シー!」と言った。
 ああ、それか。
 たぶんそれが「死刑台のエレベーター」の題名の仏語なんだろう。
 そうして次にはみんなが俺に非難と言うか全く困った奴だというか、そんな目を向けてきたので、童顔の東洋人はまるでガキのような顔をしてキラキラとみなさんにご挨拶。
 「だよネ」とウィンクしてやったものだ。
 みんなが「呆れた猿だ」というような顔をしていたが、動こうともしないエレベーターでポチポチと非常電話のボタンを押しても誰も答えず、俺以外のフレンチどもの背中には冷たい汗が流れていたに違いがなかった。
 いったいこんな状況で何の冗談か、と言ってはいたが、冷や汗だったんだろ。w
 落ち着けよ。ww  死にはしないだろ。 いや、お前ら実は誰か殺してきたのか?ww

 予想通り、エレベーターはほどなくして動き出し、地上に降ろされた。
 よくある社会資本の未整備にありがちなことで、ちょっとしたトラブルでしかない。

 その連中、東洋人にこんな教養とは驚きだったのだろうが、俺はそのままガキっぽくニコやかに軽く去っていった。連中が唖然としていたのが背中ごしにわかった。 フレンチども。気取るならそれなりにしろ(笑)


 ラテンクォーターの売春婦も実はフレンチではない。
 スタイルのよいストリップの女もほとんどがフレンチではないのだ。
 
 日本人のワイン作りの農場主が強制帰国、排斥されそうだというので署名騒ぎになった。
 色々と建前はあるらしいが、結局、「極上のワインはフレンチこそが造らねばならぬ」というフレンチの思い込みと独善が透けて見えるというだけだ。 
 
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