ビデオカメラと再生デッキ。
これをどう売ろうかという戦略だったはずだ。
あまり考え抜いてに作ったとは言えない写真を広告にして、ポイントはやはり女性か。
見難ければ見難いほど女性を見てしまうというのは男性の心理。
覗く太腿の筋肉の隆起なんかが気になってしまったりする(笑)。
不思議なことに、この頃、野球のフォームとかゴルフのスイングを解析しようという宣伝はあまりなかった。
それがもっとも身近なスポーツであり活用法なはずなのだが、あまりそうした広告は残っていない。
気がつかなかったということもあるまいに、そこまでは気が回らなかったのだろうか。
結局、様々なスポーツ映像にとやって、ずっと後になってアピールがされることになる。
しかしあるいは、世の中はカメラとデッキを一緒に買う人ばかりではない。
スローモーション再生というテレビ局がやっているような技術が個人でできる。
それが手に入るということをアピールするものだった。
録画したスポーツ中継をスロー再生してみることができると訴求したのだ。
だから、何もカメラとセットと、あまり前面に出してもということもあったのかも知れない。
その後、ずっと昭和から後になっても、室内ゴルフ練習場なんかではスイングのコーチングなんかにウチはビデオを活用している、それは付加価値だなんてやっていた。
残念ながらそれは的外れだったかも知れない。
人はプロか半プロのコーチングに金を出すのであって、とうに普及して誰にでも手の届くようになったスロー再生やビデオ撮影なんかに金を出すわけではない。
あれには固定客がついたのかどうか、バブル崩壊後空き室に入り込んだ室内ゴルフ練習スクールが乱立し、目立っていた時期があった。
そんなにゴルフ人口があるのかと思ったものだ。
今、コロナのことで「ゴルフは密にならない」という話もある。
それでゴルフが再び脚光を浴びるのか、どうか。
だから高齢化は進み、若者には金などない。
あの時代をファインスローでもう一度(笑)。
この記事が悪くなかったらクリックをお願いします!