これは誰なのか分からない。ちょっと暑苦しい顔をしたオッサンだ。ニヤけてなければいいのに。
「オルタス」と「コロン」でググッたが誰かは分からなかった。
こんな顔、ニヤけ面がいいという時代もあったんだろうかw。
髭面の、いかにも自分ではダンディだと自負しているようなウザったい顔だ。
シワが刻まれて入るが渋いわけでもない。
チャールズ・ブロンソンとは違う。あの人はもっと風格があった。
この宙ぶらりんの顔がまず嫌だww。
このはっきりしない髪型も、完全に整っていないくせに自己主張をしようとしている口ひげも、黒いタートルネックにも、全てにどこかだらしなさ、軽薄さを感じてしまう。
目にも意思が感じられてなくて嫌だ。刻まれた皺からすればいつもニヤけた人生だったと分かる。
女たらしにしか感じられない。
こんなのがニヤけて女の唇を吸っているのかと思うと虫唾が走る。
そしてコロンか。こんな奴のコロンの香りなど臭くてたまらんだろう、そんなことを思ったりする。
・・・と、現代の我々は思う(笑)。
しかし昭和の時代、これがダンディと感じられていたはずだ。
さらりとした自然な男なんてされていたのかも知れない。
わざわざ大写しにしている広告からは確かにコロンの臭いが沸き立つようだ。
広告はそれを狙っている。
今の時代だから臭く感じてしまうだけで、こんな昭和の時代は許されたということか。
こういう奴が女と結婚し、夫婦になって、我々が生まれた。
我々はこれを古い世代のみっともなさと吐き捨てる。
次の世代もまた変わる。古臭いと茶髪・金髪がモテはやされ、男らしさは唾棄される。
そうしてやがてまた、茶髪や金髪は日本人らしくなく何かいかがわしい在日外国人の象徴だとみんながもとに戻す。
醤油顔がまた復権を果たす。
と、そこまで、いったいどのくらいのサイクルとなるのだろう。
やがては髪型にしても昔へと帰ってゆくのか。 女性の場合はそうだ。
オードリー・ヘプバーンの可憐さなんか「今でも通用する」なんて、誰もが言うことだ。
なんらかのサイクルがあって循環しているのだ。だから広告には廃れがある。
テイラー・スイフトのガーリーファッションなんて、今は古臭いとは思われないらしい。
色んなところで少女たちが真似をしている。
では男はどうだろう。
またこんな男が伊達男と言われる時代が来るとは思えない。
どうも男の場合はこういうサイクルが女性とは少し違う気がする。
男は流行のサイクルが女性と違うかも知れない。だから男女のファッションのバランスが合わない。
女の方がファッショナブルだと彼氏はなんだかちぐはぐだ。その逆も。
それが男女というものか。
「流行を作る」、時にはそんな風に言われさえする広告にしても、そんなサイクルに縛られる。
この時代を飾っていた女性たちはこの頃のオッサンとは違って、今は流行の最先端かも知れない。
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