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rollitup 広告批評

  古い広告を批評するブログです。  広告デザインや広告戦略を評論し、古い広告を見ながら感じたこともお話していています。 昭和の思い出の広告、その振り返りのこと。 記事は随時更新です。

広告は時代を映して

石油元売りと水着女性

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 昔から、石油関係の広告やポスターはなぜか女の水着姿が多かった。

 「石油関係」という言い方も変だが、要するにガソリンスタンド、石油元売りの広告だ。


 少なくとも、機械とかエンジンとか、あるいはピストンとかシャーシとか、そうしたマニアックな「クルマの魅力」で訴求するということはなかったように思う。

 ガソリン・スタンドときたらなぜか女性だったww。


 やはりその昔は、ドライバーとなると女性よりも男性が多かったということが窺われるところだ。


 大衆車の時代、ファミリーカーの時代となっても、やはりドライバーは男性の方が多かった。




 それにしてもこの広告はどうだろう。

 女性の姿は寸胴で、水着もなんだかダサい。


 スタイルはよさそうだしバストも豊かのようだ。

 日焼けしてこちらに微笑んではいるが、どこかあけすけで、まるで色気というものを感じない。


 この広告写真がお世辞にもセクシーとは言えない写真だというのは、誰でも同意するところだと思う。

 だが、「ガソリンとうまい交際」なんて言っているから、それなりに男の目線を意識しているところはあるはずだ。


 水に濡れている女性の写真というは、普通は健康的でセクシーなものなのだが、この広告写真は女性も横向きで、セクシーな部分をソフトにボカしたにしてもあまりにダサ過ぎはしないか。


 誰でもこの広告には不思議な印象を持つと思うのだが、どうだろうか。



 で、これが全くの失敗だったのかと言うと、それは違うかも知れない。

 「何のため」の広告かと考えると分かると思う。

 この広告は石油元売りが、契約ガソリンスタンドに足を運んでくれという宣伝なのだ。


 こういう広告写真は実は「表向き」の雑誌用のものでしかない。

 実はGSに置いてあるポスターはもっと露骨でセクシーなものだということが暗に仄めかされているということだ。

 この広告を見る男たちにはそれを想像させ、もっとちゃんとしたポスターはGSに見に来てくれ、給油にこちらへ立ち寄って欲しい、そういう宣伝の意味があるのだ。


 雑誌ではダサい水着写真だが、実際にGSに飾ってあるポスターはウットリと眺めたくなるようなセクシーな水着女性の写真ということ。

 この広告はまだ入り口でしかなく、GSに立ち寄ってみれば分かるというアピールが隠されているのだと思う。





 以前にも紹介したが、雑誌で広告写真が「オマケ」のようになって、雑誌のコンテンツの一部となった。

 素敵な写真、飾っておきたくなる写真は広告主の名前を極力目立たないようにし、あたかも雑誌につけられた「付録」のようでもあった。 


 これは正反対、その真逆のものだと言えるかも知れない。

 雑誌広告は予告編で本編はガソリンスタンドにあるというわけだ。

 雑誌もそうだが、「メディア」というその意味は「触媒」という意味でもある。

 読者の視線をどう利用して商業的な効果を得ようとするか、色んな工夫があった。


一日に2便就航で胸を張ること


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 この広告は、昭和という過ぎ去った時代のことだから、違和感のある価値感が見てとれる。

 「一日に2便も飛行機路線がグアムに就航してるんだぜ」ってところ。


 今、コロナという問題を人類が抱えるに至り、不用意な移動というものが見直されている。


 「一日に2便? だから?」って、今ならそんな話になってしまうだろう。




 こんな、「一日に2便も飛行機が飛ぶのはエライ」みたいな奇妙な価値感なんてすっかり吹き飛んでしまった。

 確かに昔はそんなことをよく言っていた気がする。


 航空会社はとにかく飛行機を飛ばせば儲かった。


 そんな時代があった。




 「フットワーク」なんて言ってるが、コロナに対応できるかどうかだって立派な「フットワーク」には違いない。


 それができるかどうかは重要だ。

 適応できるかということだからだ。



 そしてついでに、自分を「プロ」なんて標榜するような薄っぺらさ。それ自体が「フットワーク」であるに違いがない。

 笑ってしまうほどみっともない。

 まあこの浅井って写真家は昔から薄っぺらいのがウリではあったがw。




 ちなみに基地の島と言われるグアムは今、台湾や日本の防衛のためアメリカが要塞化を強く進めているそう。


 今更だけど中国を放っておいたことでこんなに東アジアが不安定化してしまった。

 独裁国は大変な脅威になっている。


 まだ中韓におもねるヤツラがいることに驚愕する。


 
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