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 この広告の素材は何だろうか。


 日食というわけでもないだろう。

 眩しい太陽とその周囲を取り巻く陰と虹、そんなところだろうか。


 調べてみると、これが「幻日」というものなのかも知れない。

 wikiで見たがよく理解できていない(笑)。


 それにしても太陽がカメラに映っていて、虹のようなものが見える。

 こんなものがビデオカメラにどうやったら映るんだろうかと思ってしまう。


 あるいは雲が晴れる時、その太陽が顔を覗かせた輝く瞬間なんだろうか。



 これはビデオデッキの広告だから、写真以上のインパクトがある現象で、そのビデオ映像が面白いということが前提になるだろう。


 「写真は真実の瞬間を切り取る」 これは昔から言われ続けてきたことだ。


 これに対し、ビデオは、リアルな存在感を我々に感じさせるものだ。


 ビデオは動きがあるからこそ嘘偽りがないように見え、そしてリアルな映像世界は我々に存在を実感させる。




 こんな昭和の昔、ビデオデッキで再生するようなこんな映像は、きっとどっかから発売されていた映像ソフトであったのかも知れない。
 
 そして、人々はそれを見てスローやストップモーションをして楽しむという、まだ慣れない楽しみに没頭していったのかも知れない。
 

 そう考えるとなんだかロマンチックではある。
 

 あまり早すぎたりするのも考えモノだ。

 メローでスローな、そんな動画観賞の楽しみだってあっていい。


 巨大なビデオデッキと較べれば小さすぎるようなテレビ画面を見ながら、映像をまるで読書のように楽しむような時代というのがあったのだろう。

 
 そんな時代が羨ましくもある。

 



 会社名は「新日本電気」 となっているが時代は変わって今は「新」は取れている。


 冷蔵庫や洗濯機を作っていた日の丸の会社が、やがて半導体へ、そして今やITサービスを手がける企業だ。


 まだNECという会社の開拓スピリットは失われているようには思えない。