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rollitup 広告批評

  古い広告を批評するブログです。  広告デザインや広告戦略を評論し、古い広告を見ながら感じたこともお話していています。 昭和の思い出の広告、その振り返りのこと。 記事は随時更新です。

2020年10月

ヤニ臭い香りを売る、バーレイw


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 今から思えば、これまたなんとも珍妙な趣味としか言いようがない。

 葉タバコの香りの香水やコロン、ヘアスプレーだというのだ。驚きしかない。

 ケンタッキーが発祥だとか。

 「嚙みタバコ」のイメージが強いが。


 確かに昭和の時代、「男らしさ」はタバコの匂いと密接に結びついていたかも知れない。

 女がタバコの匂いがすることに「男」を感じたのは遠い昔の話だ。

 女に撒き散らすフェロモンや香水があるとするなら、男のそれはタバコというわけだ。

 男が女性の喫煙を嫌ったりするのもそんな含みがあったのだろう。「男の匂いをまとう女」というわけだ。

 そんなイメージからか、タバコを吸う女は乱れているとか貞淑ではないと思われた。
 結局、タバコを吸う女は煙たがられたのだ(笑)。

 男らしさや女らしさが決まりきった価値感の下で通用した時代があった。


 こういう製品というのは、タバコを吸わない男でもタバコの香りを身にまとい、女性を惹きつけられる、そんなことが売りになったはずだ。



 やがて昭和も後半になってくるとタバコの立場はとたんに悪くなる。

 そして「ヤニ臭い」 「ニコ中」などと馬鹿にされるようになってゆく。

 こんな香りを売りにしたものもあだ花と消えてゆく。

 
 しかし少なくとも、男性が「男らしさ」を追求した時代だったのかもしれない。

 男が、甘えるよりも強くなろうとした時代だ。 女性を惹きつけようと頑張った時代ではあった。

 今は男の値打ちは何で決まるのだろう。独り立ちした女たちは男のどこに惹かれるのだろう。


 ちなみに広告の男性は「館ひろし」ではない。


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カメラの枝番が広告になるミノルタXEb

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 つくづく、この頃はカメラブームだったというのがよく分かる広告だ。

 XEという型番にbなんていう枝番までつけたものが広告になっているのだから、よほどの好景気だったのだ。


 それで宮崎美子なんかのCMがヒットしたりしていたわけだ。

 今ではとても信じられない話だ。

 こういうのが好きな男同士、鳩首会議をして、XEがどうだ、X7がどうだとかやっていたはずだ。

 ここでは「男の道具」なんて言っているから、広告もそういう想定だ。



 ただ、そういう時、最近の我々ならXEbなんて枝番を例に出すとオタク扱いをしてしまうはずだ。

 要は話が細かすぎるということ。


 製品にはメインストリームというのがあって、それが製品のコンセプトを決めていてそこから大きく外れることはない。

 いちいちマイナーチェンジしたからと言って、議論にしようとするなんてオタク的な細部の話だということ。

 今はそんな風に思われることだろう。

 この昭和の当時、そんなことが話題にできた時代だったと想像するしかないが、よほどのカメラブームだったということだ。



 この広告には小さく電子自動露出と書いてあるから、もう常識だったのだろう。

 こういうカメラの露出には苦労させられた。

 写したときに印影がはっきりとしてる写真があまり撮れず、いつもボンヤリと全体しか写らなかった。

 被写界震度なんて話は、きっとデジタルの今でもある話なのだろう。


 その一方で、昭和ならバカチョンカメラで満足していたような層は、みんなスマホのカメラで満足し、そちらに行ってしまう。

 そしてインスタやブログに夢中になり、ひたすらシャツターを切り続けている。


 こちらはちょっと残る写真、印刷して飾りたいと思うような写真を撮りたいと欲を出すとなかなか上手い写真が撮れない。

 こんな写真ベタの悩みは、デジタルの現在でもあまり変わっていないような気がする。

 おまかせのオートに設定すると人の撮ったもののようでつまらない。

 デジカメを買い換えると写真の感じが変わってしまう。だから自分の腕ではないと言うのが分かる。


 そうしてまた調べたりすれば、コンデジの設定やデジタル一眼がやはりいい、ミラーレスがどうとか、趣味性がまた深くなっていって技術の話についてゆくのが難しくなってしまうのだろう。

 もはやどう撮ったらいいかなんて、話題にもならない気がする。


 アナログからデジタルに移っても、昭和の昔と同じことをやっているような気がするのだ(笑)。

 巷にはデジタルの時代となった今でも「写真教室」というのがあるそうだ。

 やはり同じ悩み、そんなニーズがあるということなのだろう。


 男の道具と言っても、使える者とそうでない男がいる。


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