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2020年03月

せっかくのカリブの風、写真がどうにも残念だ

バカルディ


 モデルはいい。肉感的で、やや褐色で、強い風が吹き付けているカリビアンのビーチをよく思わせる。

 ただ、胸元にはグラスがの光線の加減が写りこんでしまい、どうにも間違った感じ。

 そしてウェストは贅肉が強調されてしまっている。


 カリブは風が強いところだ。
 ハリケーンなんてなくても、ビーチは荒れている。

 だからあそこらの女は強い女がいる。
 意思の強そうなキリッとした女が。

 それがバカルディ・ラムを飲む。カクテルなんてナメてかかっていると相手は手強い。

 そういう雰囲気を出したいのは判かる。
 だが慎重さがもっとあってはよかったのではないか。外注して、送られてきた使えそうなものはこれぐらいしかなかったのだろうか。

 ラムはラムレーズンを作っておくと楽しい。バカルディなんてサントリーみたいな安っぽいのではないからそっちを作る方がもったいなくない。

 パンケーキなんか作っても大人のデザートにして楽しめるし、安いアイスクリームを買ってもラムレーズンを加えれば上等の味になる。

 甘い感じの酒は猛烈な暑さと風、あの気候ならいいのだが、わが国ではあまり他に使い道がないように思える。

 いくら酒好きでも、日本では昼からウィスキーはあまり呑まない。そんなのと同じだろう。

 気候というのはあるのだ。




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エアチェックのラジオにはアンテナが必要だ

エアチェックのラジオ


 「エアチェック」なんて昔は言っていた。

 「エア」は電波のこと。今の「エアギター」のそれとは違う意味。

 みんなレコードをいちいち買う金がないもんだから、高品質な音、特にステレオで曲を提供してくれているFMラジオを録音し、それを繰り返し聞けるレコード代わりにした。


 ただ、どうしたってラジオだからそれを捕まえるアンテナが必要になる。
 それはちょっとアンテナの向きが悪いとサーサー言ったり、それこそ太陽の黒点なんかのせいで電波状況が悪くなったりもした。


 この頃のこういうオーディオの宣伝は、どれもその「ラジオにはアンテナが必要」ということがすっぽり抜けていたように思う。

 だから、いいオーディオシステムを買ったはいいが、ラジオがサーサーと雑音を必ず入れてしまうとか、環境によるそんな悲劇はあった。

 そして電気のスイッチを入れたりすれば入るノイズww(笑)。
 ドライヤーなんかとんでもない。ビリビリと電気のノイズが入る。

 都会の、狭い隣の家が電波を邪魔をしたり、そんな悪い電波状況のところもあった。

 昔の電波は今よりもずっと質が悪かった。
 ラジオの電波にしたって昔と同じではないのだ。



 そうして、番組表をチェックして、関心のあるアーチスト、いや、昔はミュージシャンと言った、その新しいアルバムを狙う。
 アンテナとかそういうのを調整しながら、息を殺して一曲をテープに取る。
 それはまるでハンターさながらだ。

 カセットテープに録音するのだが、それだって曲と曲のつなぎや、フェードイン、フェードアウトなんてことまで工夫してをしてひとつの自分だけのアルバムを作った。

 好きな娘にそれをプレゼントするようなこともやられた。


 このカセットテープを持ち運びできるようにしたのがウォークマンだ。
 これが世界的なヒットになったのは当然だ。


 だが、実は、世界は日本と違って色んな放送局があった。
 タレントなんかが無駄なお喋りをしない、毎日、曲だけを流しているラジオがちゃんとあった。

 そしてラジオをつけているだけで毎日が楽しい、そんな国も多かった。

 だから、実はエアチェックなんて貧乏臭いことをやっていた国は日本ぐらいだったのだ。

 今でも、テレビやラジオ、質のよい楽しみからは日本人は阻害されている。



 エアチェックという涙ぐましい努力が音楽に向けられた時代があったことは、今の音楽業界の廃れ方からすれば信じられないものがある。

 そのうちレンタルレコード屋なんてものが出てきて、そちらも活況となった。
 今よりもずっと自由だったから、豊かな時代だった。




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