マツダRX-7は伝説的なクルマだと言えるだろう。
ロータリーエンジン搭載車としてあまりにも有名だ。この広告のようにサスペンションなどにも独自のものがあり、「技術のマツダ」などと呼ばれた時期もある。
RX-7は恐らく、買って乗った人よりも話題になったことの方が多いクルマだろう。
だから日本映画の絶頂期などには盛んに使われた。
この広告はナンバープレートを見せてしまっている。
今はこういうことは絶対にやらない。
ドラマなんかでも、不用意に電話番号なんかセリフで言ってしまうとその電話番号に人々がかけてしまうということがあった。
作り物の世界にリアルなものが出てくると人々は興味を抱いてしまう。
そういうイタズラというか試しにかけてくる電話を想定して、最初からその電話番号を宣伝用にキープしていたりすることもあったほどだ。
昭和の時代にあった「リカちゃんダイヤル」みたいなサービスではある。
しかしナンバープレートとなると、あまりそういうことはないだろうが、今ならイタズラに通報されたり、偽造されたり、やはり不都合があるだろう。
今は映画でさえナンバーは映さない。
この広告に見えるナンバープレートは品川ナンバーだ。
こんな広告の影響ということでもないだろうが、品川ナンバーは都会でアーバンなイメージがあると植えつけられたのだろうか。
お調子者がわざわざツテを頼って、この品川ナンバーがもらえるように住所変更なんかをしたという。
足立ナンバーではモテないと、わざわざ品川ナンバーにしたのがいる。
薄っぺらく、まるでペテンのようなことを本気でやっていた連中というのはいるのだ。
今思い出したら恥ずかしくて仕方がないだろう。
ただ、この品川という場所は高級住宅街というわけでもない。貧困地区、町工場の集積地区もある。
羽田からモノレールで移動する時に見える光景もまた品川だ。
かようにイメージというものは現実とは乖離する。
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