バカルディ


 モデルはいい。肉感的で、やや褐色で、強い風が吹き付けているカリビアンのビーチをよく思わせる。

 ただ、胸元にはグラスがの光線の加減が写りこんでしまい、どうにも間違った感じ。

 そしてウェストは贅肉が強調されてしまっている。


 カリブは風が強いところだ。
 ハリケーンなんてなくても、ビーチは荒れている。

 だからあそこらの女は強い女がいる。
 意思の強そうなキリッとした女が。

 それがバカルディ・ラムを飲む。カクテルなんてナメてかかっていると相手は手強い。

 そういう雰囲気を出したいのは判かる。
 だが慎重さがもっとあってはよかったのではないか。外注して、送られてきた使えそうなものはこれぐらいしかなかったのだろうか。

 ラムはラムレーズンを作っておくと楽しい。バカルディなんてサントリーみたいな安っぽいのではないからそっちを作る方がもったいなくない。

 パンケーキなんか作っても大人のデザートにして楽しめるし、安いアイスクリームを買ってもラムレーズンを加えれば上等の味になる。

 甘い感じの酒は猛烈な暑さと風、あの気候ならいいのだが、わが国ではあまり他に使い道がないように思える。

 いくら酒好きでも、日本では昼からウィスキーはあまり呑まない。そんなのと同じだろう。

 気候というのはあるのだ。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ   
この記事が悪くなかったらクリックをお願いします!