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rollitup 広告批評

  古い広告を批評するブログです。  前から続けてきた本家ブログからコンテンツを切り離すことにしました。  広告デザインを評論したり、古い広告を見ながら感じたことを書いています。 昭和の思い出と振り返り、記事は最新の更新です。   広告写真はクリックすると別ウィンドウで拡大できます。

ブランド

ブランドを確立すること



ブランド

 よく知らないブランドだ。
 ブランド価値の確立に失敗したということなんだろうか。
 少なくとも俺は知らない。


 こういう広告でブランド価値を高めてゆくというのはとても難しい。

・当然のようなフリをして、昔からあった権威のあるブランドのようにする手法があるが、この広告はそれだ。
 「知らないの?」と、一種の同調圧力になったりもする。

・先に販売の実績を積み上げてゆくことが難しい場合がある。例えば服のブランドではそれが難しい。だから、有名人に着せたりして知名度を上げてゆく方法がある。

・市場価値があると一方的に認知させる方法もある。
 懸賞商品として拠出し、求められるものという価値を築く。値段を周知させる。
 価値があることが価値とされブランドの価値を上げる。


・広告ではないが、宣伝にからめて記事を作り説明をしてやり、ストーリーをつなげ、そのブランドのイメージを作って価値を創出するという方法もある。
 今の日本ではこれが非常に多い。

 今はネットの時代、情報が溢れているから、内容の薄いものでは飛びついてくれなくなった。
 記事が乱造され、時には嘘すら飛び交うようになった。

 ブランド価値を作る方法も時代とともに変わっている。


 このブログもある意味では運営がされている。
 クリックやお買い物をスポンサー広告からしていただけると幸いです(笑)。

 
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ダンヒルのライターと

ダンヒル


 ダウングレード営業中。 どうにもアクセスがなくて残念な感じ。
 記事も増えてきたので、どうか過去記事も掘ってお楽しみいただきたい。

 

  暫くダンヒルを吸っていたことがあった。
 「伊達男」とか、「お洒落」を気取っていたわけではない。
 この煙草にそういう印象があるのは否定しないけど。

 俺の場合、乞食根性だけで、たっぷりと免税で買い込んだというだけだ。免税だから格安だ。
 ならば同じぐらいの値段ならと一番高そうに見えるものを買った。
 こんなものを吸いやがってと、きっと嫌味に見えたことだろう。


 その時、ライターもダンヒルを持っていて、死んだ父の遺品からチョロまかしたものだった。そのダンヒルのライターとオソロの煙草だからいいじゃないかというのもあった。





 ダンヒルの煙草の味は葉巻のような強い香りのするもので、今で言えば紙臭い。立ち昇る煙はあまり目に染みることがない。品のよい煙草だ。
 少なくともワイルドな味わいではない。ダンヒルというのは確かにそんな煙草だ。
 この広告には偽りはないと思う。


 で、パリの街角、シャンゼリゼから外れたオペラ座のあたりだったと思う。ある日、そこを通りかかったら、ダンヒルの店構えが目に付いた。
 
 その時の自分の持っているダンヒルは火打ち石を格納する場所のラッチが折れてしまっていた。使うのに支障はないが、折れてしまっていることが何か残念で、前から惜しい気がしていて心残りがあった。
 何気なしに店に入ってみる。
 背の高い細長い重苦しい扉を押して入ると人気のいない店内で、ディスプレイもなにもありゃしない。
 大理石の涼しげで冷たい壁と床、殺風景な店内がそこにあった。そこには店に店員がひとりだけ。
 
 確かその男はインド系だったように思う。
 インド系にしては珍しく作り笑いをしない店員だった。

 俺は彼に話しかけ、壊れてしまったラッチの話をして、持っている自分のライターを見せてみた。
 ふんふんとわかったようなわからないような、なにやら怪しく聞いていたその店員は、ちょっと待っててくれと思い出したように言い、寄越せと言ってライターとともに奥に引っ込んだ。

 ほどなくしてエプロンをした職人と一緒に出てきて、そいつらは自慢げな表情をして俺にライターを返した。
 見ると、わずかの時間で修理し、爪の折れた火打ち石のラッチごと小さな部品を交換してくれたのだった。
 俺が驚いた顔をすると、いかにもプライドが満ちてゆくように二人の顔は上気していった。


 乞食根性の俺は、もしや有料ではなかったかといぶかった。
 とまどった演技をしてみせたが、そんなことは心配しなくていいとジェスチャーで返した。向こうは余裕たっぷりに穏やかにしている。
 そして、こんなことはお安い御用だ、お構いなしだとばかりに俺に手を振って別れを向こうから告げたものだ。
 さあ、もう行っていいぞ。
 俺はそっとその店を立ち去った。

 お代はタダ。修理代は無料だった。
 これが正常なサポートだったのかどうか、未だに知らない。


 こんな経験がなぜかいくつかあった。
 だからなのか、俺もブランドというモノに少し弱いところがある。

 ちなみにダンヒルはロンドンに本社がある。

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