いわばスケルトン広告なり


 これはタイヤの広告だ。 スケルトン図、それを広告にしたものだ。
 ちょっとジッと見ていると何かジワジワくるものがある。

 それは、 クルマを裸にした からの面白さなんだと思うのだ。

 ああ中はこうなっているんだよなぁ、と。
 そういう透過図とか、構造図なんてもの、特に男はワクワクしてしまう。
 悪の結社の地下秘密基地の図とか、潜水艦の図とか、果てはエンジンそのものだったり。昔からそのような図はあって、惹き付けられるものがあった。
 全体を俯瞰するんじゃない、それぞれの関係、役立っている無駄のない存在を納得させられるものという感じ。
 これを面白く感じるというのは、きっとそれはオトコ、「男の子特有のもの」なのかも知れない。






 だからって 女を裸にする のとは違うと思う(笑)。

 そういうのは、動物としての素直な欲求だ。
 パーツよりも全体としての美しさをじっくりみたいから自分で脱がせたいわけで・・・いやむしろその着衣のままでいい時もあったりして・・・触ったりもしたいし、よく感触も楽しみたいわけで・・・最終的な行為に及ぶ前にじっくりと味わうという前戯ともいうし・・・あるいは脱がせてゆく時のお互いのシンクロを楽しむ瞬間でもあったり・・・

・・・いや失礼(笑)。

 こういう自動車の骨組みのことを「シャーシ」と呼ぶというのは、ずっと子供の頃からなぜか知っていた。
 プラモデルだか、雑誌だか何だか、そういうもので刷り込まれたものなんだろう。
 考えて見ればこの刷り込みは男の子特有のものだろう。

 女の子にも同じように刷り込まれた言葉があるんだろうが、それってなんだろうか。
 ボビンケースとか? ギャザーとか? ソバージュとか? ファッション系のものか。
 それともアイシングとか? ホイップ? スパチュラ? スイーツ系の言葉だろうか。
 こちらは女ではないので「女の子としてオンナの子が子供の頃に刷り込まれたもの」が何かは思いつかない。

 それなら、こんな話はないだろうか。
 いくら女性としての感受性や機能があっても、ジェンダーとしての女性、その記憶がない人もいるかも知れない。それはもしかしたら、性的アイデンティティの喪失感として苦しめられる原因になるかもしれないってこと。自分は女らしい言葉、それを刷り込まれた記憶がない。なーんて。
 ハヤリのLBGTに関わる話だ。

 いや、心配しなくても大丈夫。ひん剥けば人間はみなガイコツだ。
 つまりこんなスケルトンだよ(笑)。 

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