カンパリはチャーミングな女性シリーズでいくことにした。
毎回変わる色んな女性のグラビア的ショット。
この広告を集めて、カレンダーにしたり写真集にでもすればよかったと思うが、そこまでのビジネス感覚はなかったようだ。
カレンダーぐらいはあるが写真集というのはあまり聞かないから版権的な制限もあるのだろう。交渉をするまでもなかったということか。
こういうシリーズモノというのは読者に一種の安心感があり、やがて楽しみにさえさせるようになる。
考えて見れば雑誌記事は毎回違うわけで、中には好みでない記事もある。
これに対してこういう広告のシリーズ企画というのは予想がつく。雑誌を開けば人は違うがチャーミングな女性が見られるというわけだ。
この手のものがツボになると、わざわざ雑誌を切り抜いてスクラップしたような人もいた。
今から考えればスクラップにしてしまうより雑誌そのものをとっておいた方がよかったのだろうが、そこはスペースというのがある。
こういうシリーズの広告にするなら必ず雑誌の同じあたり、同じ場所に広告を貼ることが必要だ。
目印のように使ってくれれば読者は常に広告を見てくれる。
そうなると広告のひとつというよりも、雑誌の中のページというぐらいの存在感が出てきて、広告効果としても大きい。
これまで飲んだことがなかった人が一度は買ってみようと思えばそれで成功だ。
カンパリソーダだってちょっと色つきっぽい味はするけれど、悪くはない。
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