ゴードン
 

 ゴードンはマティーニに最高のジンだと思う。
 香りがあるがそんなにしつこくない。ジンライム、ギムレットなんてのもいい。

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 気がつかない人もいるかも知れない。
 公告写真。グラスに瓶の栓が各種入っている。
 キラキラしている。みんな何かしら違う。何にでも合うのだとさりげない主張だ。
 
 セブンアップの瓶の栓も。トニックウォーターも。
 実におくゆかしく、一瞥くれるだけで意味の通りがよい。
 いいアイディアだ。後ろの背景にはもっとたくさんの瓶の栓が見えている。
 「色んな呑み方ができる」としているのだ。
 印象深くて品がある。申し分のない写真だ。


・・・
 ゴードン自体は香りがしつこくないから、実際にはジントニックではもの足りないとは思う。
 それに、セブンアップでガキの味にしてしまうのも罰当たり。
 
 そんな風に色んな銘柄の特徴を知っておくのは一種の「たしなみ」だ。
 色んな工具を男は知っている。その違いがわかる。酒の味の違いを知っている。
 アニメでもいい。その監督の違いを知っている。
 それだって男のたしなみだ。
 
 今はこれをヲタ系の趣味となじるが、知っていることは誇っていい。
 見境なく考えもしないのでは世界はあまりに狭い。
 感覚だけじゃだめだ。言葉にできないといけない。






 「オンナのたしなみ」というのももちろんある。
 それは作法、所作、振る舞いと言ってよい。
 別にしとやかである必要はない。強くてもいい。
 女は黙っていても色気を香らせることができないといけない。

 こういうことを言うと反発する馬鹿もいる。そういう大きく曲がっている馬鹿は知らなくていい。
 ただそんな連中とて、女が口紅をつけることまで否定しないだろう。
 男のようにゲップはしないだろう。

 所詮は甘すぎる反発、ままならぬ思いの故の自己主張がウーマンリブだったりする。
 そんな主張は結局は自分を不幸にする。
 自分を解き放つどころか、醜い意固地さに追い込む。
 そこに救いはない。自分をいとおしいとは感じなくなるからだ。

 ブサヨはそんなコンプレックスの病気だ。
 リブだのLBGTとか九条とか言ってないで、男女同権だの平和なんつう与太話より、先にすることがあるはずなのだ。
 理屈をこねないのが真実というのは、昔から変わらない。
 
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