エロイカ(笑)


 あまりにも昭和過ぎて笑ってしまう。


 「エロイカ」 なんて名前だけで大笑いした子供の頃を思い出す。

 いい歳をした青年がカッコウをつけて、こんなものにうつつを抜かしていることがお笑いでもあった。

 そうして「アンちゃんたち」は街へ繰り出してゆくのだが、それは全くカッコの悪い間抜けぶりだとつくづく思ったものだ。




 テレビやスクリーンで見るキリッとした二枚目の男たちはこんなものをプンプンとはさせていなかったし、何よりチャラチャラとしたカッコはしていなかった。

 そしてあまり笑わなかった。

 「男らしさ」というものからはあまりにかけ離れた、よくみかける年上の青年たちはクルマを得意げに乗り回し、甘えが透けて見えていて、私にはみっともなく、無様で、軽蔑心さえ沸いたものだ。

 受験戦争やスパルタ教育、根性なんてことが言われていた頃、一方でまだ若いはずの青年たちにそんな厳しさがみじんも見かけられなかったのだから。

 広告に書いてある通り、「香りに五月蝿くなった日本の男」は、空回りし、臭い匂いを振りまいていたことに気が付かなかった。


 この後だか有名な「エロイカより愛をこめて」なんて漫画が出た。

 あれもきっとこれに刺激を受けたんだろう。


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