ブレンドウィスキー

 

 昭和の時代は西部劇が盛んだった。 戦後、みんなアメリカが大好きになった。

 西部開拓時代は興味深い。アメリカの心がそこにある。

 それをモチーフにしたウィスキー。

 結局、この商品はブレンドしたと謳っているものだし、西部開拓とやるならウィスキーよりはバーボンだろう。


 為替でなかなか輸入ウィスキーは高かったというわけ。この商品にしたって今の値段からすれば高い。

 苦肉の策なのだろう。ブレンドしてラベルをつけてイメージで売ろうとしたわけだ。

 随分と安っぽいアメリカだ。


 なにしろブレンドと言うのはあまりいいイメージがない。どうしても紛い物というイメージがついてしまう。

 しかしむしろ、そういう感覚はどちらかというと昭和のものなはずだ。

 今は逆にブレンドでも何でもとにかく安ければよい。昭和の時代はやたらと「ホンモノ」ということにこだわった。

 苦戦したのではないか。




 スコッチは麦だしバーボンはコーンだ。

 バーボンには他の穀物も入っているらしいがコーンが中心。 

 アメリカンウィスキーというのもあるらしいが、スコッチかバーボンか、日本では二極化していると思う。

 この商品は名前もローハイド。確かそんなテレビドラマもあった。


 最近はすっかりニッカ黒ラベルにしている。よく飲むようになったからバーボンでは予算が足りない。

 ふと空き瓶を見たら思い出したことがある。

 よくこういう酒の瓶に切込みを入れて貯金箱なんかにしていたのを見たことがあった。

 あれはガラス切りでやったんだろうか。

 それともグラインダーみたいなのでさっと切れたのか、どうか。

 試す気もしないし、大事な昭和の想い出にそっとしておこうと思う。


 そういう貯金箱なんかにしてコインを貯めている連中というのは、どこかしらアンちゃん風情だったから、高度成長で色んな現場に行って工具を使い、空いたボトルを貯金箱にしたのかも知れない。

 昭和も遠くなったものだが、オリンピック景気でコロナ騒ぎの直前まで風を切っていたのは再びアンちゃん風情だった。

 歴史は繰り返すと言ってよかったのか、それとも五輪中止でそうは問屋が卸さなかったというべきか。


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