カメラがカメラだけにこういう売り方になったのだろう。
ターゲットは騙されやすく、覇気のない若者。他力本願な消極的な人間。
売る商品はカメラ。一眼レフでもない簡単手軽なカメラだ。バカチョンカメラ。
今から思えば、フィルムカメラなので現像代がかかった。
素直な気持ちで写真なんか撮ってもムダにはできない。
そうそう気軽に写真なんか撮れるかよ、ということになる。
豊かだったのかバブルだったのか。
こういう男がいかにも朴訥、素朴な男のフリをして、広告に出た。
「オイラは気持ちの向くままにシャッターを切る」なんて、それで少しは効果があったのだろう。
朴訥な書き方をして「オイラ」なんてやれば、群れたがる連中は共感してくれた。
群れる連中は騙しやすい。
群れる連中は騙しやすい。
タレントは嘘の多い人間だ。
白々しく、演出過多で生きてきた。中味などなかった。
白々しく、演出過多で生きてきた。中味などなかった。
ただ世間的にはこういう人間を素直で素朴な男だと担げばいとも簡単に騙されてくれる。
カメラブームの中、バカチョンカメラを売るにも方法論があればよかったのだ。
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