まだ自由だった香港を知っている人なら、当時の香港のその猥雑さは分かると思う。
俺はクーロン城にも入り込んだことがあった。
この広告では食、舌が中国文化なのだとしている。
どんなに専制政治や圧政、独裁が続いた時代があっても、胃袋だけは残された最後の自由だった。
それが中国の食文化の真髄なのではないか。
それが中国の食文化の真髄なのではないか。
そんな風に考えたら言い過ぎだろうか。
今はどんどん香港返還時の約束は反故にされ、一国二制度なんてものが幻想であったことが明らかになってきた。
言うことを聞かないやつは突然逮捕拘留され、拷問を受けるのだ。
この写真にあるように、欧米人が我が物で豪勢な食事をしていることに嫌悪したなんて、可愛いものだったのだ。
中国が本来の中国の歴史と民族であったような場所が香港だった。
本土では毛沢東なんて独裁者が多くの国民をせっせと殺した。
習近平はその信奉者でもある。
戦わねば自由はない。
気取った欧米人が楽しんだ香港、その当時でも、影では血の涙を流しながら舌鼓を打つことが生きる証なのだと食文化を築いていった人々がいたのだ。
人は奴隷状態に決して甘んじることはない。